嬉しいお休みですね。本当は昨日有給でも使い4連休にしたかったのですが、中々忙しいので休みを使う事が出来ませんでした涙 今日は確定申告の準備や勉強などに時間を充てゆっくりと過ごせ良い一日でした。 忙しいのは良い事なんですが、あんまり忙しいのも疲れちゃいますよね苦笑
最高にかっこいい Incase ギターケースまとめ
職場では20代前半の男の子達に混じり働いているのですが、最近の子達はシンプルでお洒落な恰好をしていますね。
皆ご飯を食べているのかな?と言う位に細くて、タバコ、お酒は殆どの方が呑まないと自分が若者だった頃とは価値観、人生観が真逆になっており凄くしっかりしています。
そんな中、気の合うA君(22歳)と服の話しをしていた際に、『Incase』が好きなんですと言う話題になりました。皆さん『Incase』と言うブランドをご存じですか?
Incase とは?
1997年にアメリカのサンフランシスコにて設立され、数少ないApple公式で認定されているバッグブランドです。Apple製品を愛用されている方はご存じかと思います。
Apple製品の保護に特化した製品が多いのですが、それ以外にもリュックや、カメラケースなども販売しておりどれも洗練されたシンプルなデザインで且つ使いやすく、日本国内ですと洒落たセレクトショップで購入可能となっています。
A君もIncaseのリュックを使っており、最近のモデルを見させてもらったのですが『随分とまた進化したな~。』と感じました。
実は自分も以前このIncaseの製品を愛用していたのですが、リュックやPCケースではなく
『ギターケース』
と言う特殊な物を使っていました。本日のブログでは今はもう販売されていないIncaseのギターケースの紹介をしたいと思います。
残念な事に、現在全てのギターケースを売却してしまい、昔に撮影した写真のみでの掲載になりますのでご了承下さい。
2003年発売 incase TOUR BAG
今からさかのぼる事17年前の2003年に、海外のギター雑誌に1本のギターケースの紹介がされていました。それが、incaseのTOUR BAG と言われる物でした。(当時の社名記載は頭文字がまだ小文字の i のincaseでした)
それまでの、ギターケースと言うのは重たいハードケースや、おまけと言わん程度の粗悪なソフトケースぐらいで、恰好良いデザインされたケースと言った物がほぼ皆無の状況でありIncaseから販売されたTOUR BAGは本当に画期的とも言える恰好良さで衝撃を受け即座にネット注文をしました。
当時ギターケース購入時におまけでついていたカタログが自宅に残っていたので、スキャナで取り込んでみました。
2003年 incase TOUR BAG カタログ
カタログ 封筒 表面
この当時はincaseのコーポレートカラーがイエローでカタログの封筒もカラーに合わせて黄色になっています。
incase THAT GUITAR 『Thank you for purchasing an incase TOUR BAG』
の記載があります。
カタログ 封筒 裏面
封筒の裏面には、当時の会社の住所や電話番号、
『Designed in the USA. 2003,incase Designs Corp. All Rights Reserved.』
の記載があり、Appleに似ていますね笑
カタログ 表紙
こちらが、2003年販売が開始になった、初代incase TOUR BAG全景です。ギターケース本体にIncase製品のリュックサックが一体型となっており、今まで見た事のないシルエットで本当に当時は見て驚きましたね。
背面のリュックにMacの収納をオススメしていまして、来たるべきPC時代の幕開けにふさわしい仕様です。
カラーは独特な『Graphite』と言う物が採用になっており、グレーと黒の中間色で独特なカラーとなっています。
カタログ 内面
↑クリックで拡大します。
カタログは三つ折りになっていまして、内面にTOUR BAGの詳細が記載されています。細かい所にも実に拘っていまして、ケースがどの様な構造で出来上がっているのか?と言う解説も記載されています。
背面がリュックとショルダーどちらかを選べると言うのも実に使い勝手が良く、本当に使う人の事を考えて作られているケースでしたね。
incaseの面白い所が、ギターケース用にレインコート、ハンガー掛けの金具が付属をしている所です。これは当時自分が購入していた物ですが、結局は利用をする事が無かったですね笑
カタログ 裏面
↑クリックで拡大します。
初代TOUR BAGで販売になった『エレキギター用』『ベース用』『アコースティック用』の3種類の紹介が入っています。この後に確か、フルアコ用の少し大きいサイズも販売になった気がします。
2003年当時はっきりとは覚えてないのですが380ドルぐらいで販売になり、個人で購入手続きをし送料を入れると5~6万円近くし、ギターケースにしては結構いい値段だなと言う記憶があります笑
自分が保有をしていた incase TOUR BAG
当時自分が保有をしていたincase TOUR BAGです。独特のカラーが実に印象的なケースでした。
incase SLIM CASE 販売開始
↑の写真では横にまた違うケースが写っていますが、TOUR BAGのリュック部分が不評だったのか、取り外し軽量にした『SLIM CASE』と言う物が初代が販売されたちょっと後に販売になります。
で、結局自分も初代のリュック部分が大きすぎるなと、『SLIM BAG』に買い替えた訳です笑
これが自分が保有をしていた『incase SLIM CASE』です。この時には日本に代理店が出来ており、通信販売で購入をしました。当時3万円位とケースにしては中々な高額な値段でしたね。
背面は、この様なシンプルな仕様になっています。肩掛けバンドは2本がセットになっており、背負える様になっています。
シンプルに記載された『incase』のロゴ。
ケース外側に収納ポケットがありまして、数層に渡って収納が可能です。見かけによらずかなり大容量でケーブルにコンパクトエフェクター位でしたら収まりましたね。
ケース内側も、ネックを保護する為のネックピローが標準で付属になっています。ベルクロで位置調整が可能で使い勝手がとても良かったです。
ケースの下部ですが、ゴムでこの様に補強されていましてケースを置いた際にも保護がされる様になっています。凄く細かい所まで拘って作られているのが分かります。これはincaseのギターケースで共通の仕様となっていました。
因みにこの『SLIM CASE』ですが当時お知り合いのコーディネーターの方に、●inKi Kidsのカレンダーの中でギターを撮影小物として使いたいので、恰好良いギターを貸してもらえないか?と相談を受け、ギターと『SLIM CASE』をセットで貸し出し撮影に使われましたね。
(お礼に仕上がったカレンダーを送りますねとの事でしたが未だに届いていません苦笑)
『TOUR BAG』『SLIM CASE』製造中止
2003年に『TOUR BAG』を製造開始し、その後に『SLIM CASE』を販売していたincaseですが、はっきりとは覚えてないのですが確か2005年位に『TOUR BAG』『SLIM CASE』共に製造中止となってしまいます。
この時たまたま楽器屋さんに伺ったのですが、
『輸送コストが高すぎて採算が合わない』
が製造中止の理由とかだった気がします。
ギターってそこそこな大きさで、且つケース自体も非常にしっかりと作られ原価がかかっていたでしょうから思った以上に利益が出なかったんでしょうね。
この製造中止のニュースが出ると、ヤフオクでincaseのギターケースが高額で落札をされる様になり、7万円近くで当時は落札されていましたね…。
Incaseへ社名変更 ギターケース再生産開始
そこから数年後にincaseからIncaseに社名が変更になり、ネット販売だけでギターケースの販売を再開します。
社名ロゴが新しくなり、ケースのカラーがブラックに変更になりました。『SLIM CASE』を踏襲したデザインを採用しています。
この時、『ギターが2本入るケース』と言うのも販売開始になっており、変な物を販売し始めたなと当時は思いましたね笑
ケース色がブラックが欲しかったので買い替えようかなとも思ったのですが、販売価格が400ドル位で、且つ日本までの送料が250ドル位とかなり高額になっていたので購入を諦めた記憶がありますね。
ですが、この新しくなったギターケースもすぐに製造中止になってしまいIncaseからギターケースと言う物の販売が無くなってしまいました。
ところが数年後にIncaseがある企業とコラボ商品を発表します。
2007年 Fender John Mayer Strasocaster 付属品にIncaseを採用
確か2007年だったと思うのですが、Fender社のJohn Mayer Stratocasterの付属品にまさかのIncaseとFenderのコラボバッグが付属と言う事になりました。(一般販売は無し、ギター購入時の付属品と)
もうこのケースは何としてでも入手しなければと、John Mayer Stratocasterを購入するかと悩んでいた所、たまたまヤフオクに
『John Mayer Stratocaster買ったのですが、ケース要らないので売ります』
と言う方が出品をしており、落札をし当時渋谷で手渡しで受け取ってきましたね笑
Fender × Incase コラボ ギターケース
これが以前持っていた、『Fender × Incase コラボ ギターケース』です。確かJohn Mayer がMacユーザーとかだったで、コラボが実現した記憶があります。
Fの文字が大きく入り且つ途中で切れているのが実に恰好良いですね。このFの箇所ですが独特の素材が使われていまして、夜間に光が当たると反射する仕組みになっています。
外側に多層になった収納ポケットが付いており、シールドや小物を入れるのにとても重宝します。
背面は初代『TOUR BAG』と同じで、肩掛けストラップが2本付属をしています。
背面のチャックを開けるとリュック仕様になると言う凝った作りになっていまして、ケースだけでも相当なコスト掛かっていると言うのが分かりますね。
ケース内部は黒とシルバーになっていまして、ギターを保護する為にフンワリした素材が上部についています。
ネックピローの横にはポケットが2個ついていまして、これはこのケースのみの特殊な仕様です。小物などを入れるのに適しています。
そしてケース上部の『JOHN MAYER Signature Guitar Case by Incase』のタグが縫い付けられています。
FenderとIncaseのコラボは、第2弾がありましてこの様なケースも販売されていました。
Fender × Incase コラボ ギターケース 別バージョン
別カラーのJohn Mayerモデルのギターが数年後に販売されたのでそれに合わせて、アーミー調のケースカラー、装飾になっています。只このケースはごちゃごちゃしており、あんまり好みでなかったので所有はしていません。
でこのFenderとJohn Mayerとのコラボを最後にIncaseがギターケースの製造を完全にストップして現在に至っており実に残念なのであります。
Incase の ギターケースまとめ 感想
Incaseのギターケースは、デザイン、使いやすさ共に究極とも言える程の完成形に達しており、一時期自宅にケースだけで4本近く所有をしていましたね苦笑
今から6~7年位前に自宅の大断捨離を行い『本当に必要な物、思い入れのある物のみを残す』と決めギター、ギターケースを結構処分しました。(1番多い時ギターを30本近く所有していました…。)
このIncaseのギターケース特にFenderとのコラボの物は残すかどうか最後まで迷ったのですが、ゴムを使ったパーツが多く、今後の長期間保管の際 加水分解によるべた付きが怖かったので最終的に手放し今になって少し後悔をしていますよ苦笑
13歳でギターを弾き始め、ありがたい事に大学生の頃には『演奏をしてお金を貰う』と言う環境になり、今の職になるまではプロミュージシャンとして生計を立てていました。(凄くお金になりませんでしたが…苦笑)
今回Incaseのギターケースの事を記載しスタジオにライブにレコーディングにとIncaseを担いで都内を移動していた当時の事を思い出し懐かしかったです。
ギターにコダワリのあるギタリストの方は、是非Incaseのギターケースを使ってみて下さいね。使うとその機能性、デザイン性に驚く事と思いますよ。新品の入手はほぼ不可能なのでヤフオクとかかな…。
現在販売中である製品でリュックサックなどはシンプルでオシャレなので日常使いにはとても良いかと思いますよ。