インドネシア旅行4日目になります。この日のツアーでは見たかった、『ランプヤン寺院』圧倒的な造形美を誇る門、とバリ島のヒンズー教総本山『ブサキ寺院』のお寺三昧の観光となります。
ランプヤン寺院の観光がベルトラに無いために、バリツアーズさんにて申し込みをしました。
口コミなどが無いので大丈夫かな?と思っていたのですが、何も問題なく手配をとっていただけました。
8時過ぎ ホテルピックアップ
今回のツアーは8時過ぎにバンが迎えにきました。とても日本語が巧く、格好良いガイドさんでした。
本日のツアーですがバリ島の地図で赤のポイントの位置を巡っていくので中々大移動です。
・一番下の赤マーク 自分達が滞在をしているクタの ホテル パラディーソ
・一番右の赤マーク 最初に訪れる ランプヤン寺院
・真ん中の赤マーク ブサキ寺院
・黒の矢印 現在警戒宣言が出されている アグン山
ほんの数週間旅行がずれていたら観光が出来なかったので本当に運が良いと思いました。海から山に入っていき、また海に戻って来ると言う中々壮大な1日です。
移動中はガイドさんからまたインドネシアの事を色々伺いながら、海岸沿いの道をひた走ります。
海岸から、少し山道に入ってきたところです。段々畑の田んぼが実に美しい眺めです。
田んぼの美しい景色が終わり山道をひた走ります。勾配が半端なくあり車やバイクでないと来るのが相当にシンドイだろうなあと言う坂、ひたすら坂です。
ほどなく、入り口に到着をしたのですが殆ど人、観光客(外国人の方2名のみ)がいないガランとした状態でした。メインとなる観光地から離れるとほぼ貸切りと言う状態になるので面白いですよね。
10時過ぎ ランプヤン寺院 入り口
ツアー代金に観覧料は含まれていますので、ガイドさんに支払いをお願いし待っている間に、おじいちゃんから、腰に巻き布(サロン)を巻きつけられました。ここから先神聖な場所に入って行くので正装をすると言う事ですね。この布は無料で貸してくれました。
中々な急勾配をズンズンと登って行きます。この日のガイドさんは民族衣装を着られた方でした。
少し登ると門が見えて来ました。観光客がほぼおらず、整備されていない寺院です。
10分くらい掛けて登り、登って来た反対側を見下ろすと、見晴らしが良く凄い景色が見えます。この日は雲が多く前にあるアグン山が綺麗に見えず少し残念な結果に。この後急に雲が出て来て曇りになったり小雨になったりと山間部なので落ち着きのない天気でした。
プナタラン・アグン寺院
ランプヤン寺院は8つの寺院で構成されているのですが一番有名なプナタラン・アグン寺院です。形が素晴らしいですね。3つの門の堂々たる構え。この門をどうしても見たかったんです。
数年前にインターネットで大々的に拡散された画像に、Richard Cassaro(リチャード カッサロ)さんの、『The Missing Link』と言う電子書籍があります。
この本の中で、我々人類は太古に大元となる宗教、文化から派生、発展を行ったために世界中の文化に過去の影響が見て取れると主張をしています。この本の中で特に重要視している物として、
・Triptych 3つの扉
・God Self Icon 神自身の肖像
と言った物があります。↑の画像がTriptychなのですが、世界中に3つの扉の遺跡、建造物があり、ランプヤンのプナタラン・アグン寺院の門も右列上から2番目に掲載されており実物を1度見てみたいと思っていました。
Richard Cassaro(リチャード カッサロ)さんの、『The Missing Link』ですが現在Amazonで電子書籍が販売されています。英語で書かれているのですが、遺跡やレリーフなどの図が多くその図を見るだけでも滅茶苦茶面白いです。ページ数も相当多く、どんだけ調べたんだよって言う程に調べあげられています。オススメなので古代文明が好きな方は購入をされてみて下さい。
アジアからは特に、カンボジア、中国、インドネシアが取り上げられています。日本からは狛犬、長崎の教会の紹介があります。
※時間のある方はダヴィンチの『最後の晩餐』の背景を見て扉が何枚あるのか数えてみて下さい。面白いですよ。
後ろを振り返ると、特徴的な形をしている 割れ門 があります。この造形美が素晴らしいですよね。天気が良いと門の真ん中にアグン山が綺麗に見えるのですが雲が多く残念でした。
この門あまりにも均整が取れているので、ざっくりと調べてみたのですが、
1:1.618の黄金比による分割、構図が使われていると言って間違いがないかと思います。段の区切りの箇所などがほぼほぼ1:1.618ですね。なぜこの門を作った人達はこの比率を知っていたのでしょうか?? そもそものこの構成、細部を構築しているパーツ。これを最初に考案し、形に仕上げた方がまず凄いですよね。
波型の模様、渦模様になっています。後で工事中の門を見て気付くのですがレンガの様なブロックを積み上げて行き、大まかな形が仕上がったら削っていき、この形に仕上げるみたいです。この形、この模様に一体何を込めたのでしょうか?
門の正面です。真ん中の門は神様の通り道なので、一般の観光客は通る事が出来ません、右端の階段を上る事になります。神聖な道になるので、お守りをする為の蛇、その蛇をまつる為の白黒のチェックの布が掛けられています。この白黒のチェックの布はバリ島のいたる所で見る事が出来ます。
階段の手すりに彫られた蛇。手すりに蛇と言うのはこれまた世界中の遺跡で見られるモチーフです。世界で一番有名なのは、メキシコにあるピラミッド チチェン・イッツァの手すりに設けられている
『ククルカン』
でしょうか。メキシコとインドネシア、ほぼほぼ地球の裏側にあたる両国ですが奇妙な共通事項があります。果たしてこの思想、思考、建築様式など一体誰が持ち込んだのでしょうか?
一番右端の階段を上り上まで来ました。観光客が来るのは、プナタラン・アグン寺院のここまでが多いらしく。ここで観光が終了しました。
本当はもっと上まで登れるらしく、こちらのブログにて4時間掛けて山頂まで登り参拝をしたと言う方のブログがあったのでお時間のある方はお読みになられて下さい。
羨ましい体験ですよね。
門を新たに作っている箇所に遭遇しました。電動工具をうまく使い削っている様な感じでした。来た道を戻り、車に乗り込み次のブサキ寺院に戻ります。
12時過ぎ ブサキ寺院
アグン山の中腹あたり、ランプヤン寺院郡から正面にあります。車で山道の中進んで行きます。
無事に到着しました、ここは観光客に物売り、その中に住民や参拝者など入り乱れており、非常ににぎやかな場所でした。
多くの石の像が並んでいます。
寺社の内部は普通の参拝者が使う為入る事が出来ないので細い通路を通りぐるっと回り込む様に寺社を眺めていきます。
現地の方がお寺の中でお祈りをしている所です。右の白い装束の集団です。これ以上は中に入る事が出来ませんでした。
非常に特徴的な屋根の建物。
ランプヤン寺院でも見た、獅子2頭の紋章。何を表しているのでしょうか?
ブサキ寺院に到着するととても天気がはれてきて、暑いくらいでした。
門の特徴的な部分ですが、これを見た時にようやく何を示しているのかわかりました。象の鼻だと。で、象の鼻ですが日本にもあったなと日光東照宮を思い出しました。数年前行った時の写真が残っていました。
入り口の所に象、獏と呼ばれる動物の装飾がありました。バリと日本変な所でつながりましたね笑
ピラミッドの様なダンダン作りの土台。
ざっと一時間程鑑賞をし、無事にお寺見学が終了したのでした。遅めのランチに向かいます。
ランチ アグン山を眺めながら
あいもかわらず、インドネシアクォリティの食事でした。もうちょっと頑張って欲しいかなと…。
まさかのスイカのジュース。これならコーラにすれば良かったと死ぬほど後悔しました笑
レストランの外に置かれていた、S-Worksのマウンテンバイク。いい自転車に乗っている方がいるみたいですね。
レストランからの景色。滅茶苦茶良いのですが雲が多く、アグン山が隠れており最後まで見る事は出来ませんでした。
素晴らしい景色でした。
17時前 ヌサドゥア地区のモールにて観光終了
ヌサドゥア地区のモールにて降ろしてもらい無事にツアーが終わりました。ブンブバリと言ったお店でのディナーの予約を入れていた為です。ヌサドゥア地区は高級な地区で店の作りなどがとてもオシャレでした。
絵画販売のお店
BUMBU BALI(ブンブ・バリ)でのディナー
海外のシェフがバリ島に移住をされ開いたお店との事でブンブ・バリにディナーに来てみました。ヌサドゥアからタクシーで10分位でした。
とても広々として異国情緒溢れる店内で、サービスも優れており、目にも美しくどれも美味しかったです。
頼んだのは、本で紹介されていたバリ島のコース。少しづつ小皿に料理が用意されており色んな味を楽しむ事が出来ます。二人だとかなり多く、結構残してしまいました。3~4名位で丁度良い感じな気がしますのでご注意下さい。
さいごはフルーツにデザートと出て楽しめました。
お寺を見て、美味しいご飯を食べ無事に4日目が終わったのでした。続きます。