4月も後半で、随分と暖かいお休みですね。自宅でゆっくりとお過ごし下さい。
先々週は実家に帰っていたのですが、住んでいる時には何も感じなかったのですが、東京に出て久しぶりに戻ると
『田舎ってやっぱり色々と凄いなあ…。』
と感じる事が多々ありましたので、今日は『田舎あるある』ネタを記載したいと思います。
因みにですが、どの位田舎であるか?と言う1つの指針として、飲食代『ラーメン一杯』の価格が、
300円となっています笑 すっごい薄汚れた看板ですが、普通に営業をしていまして、自分が子供の頃から値段が変わっていないですね笑 (ここの店がラーメン最安値ですが、他の店では大体500円しない位です。因みにラーメンと注文をすると豚骨ラーメンが無条件で出て来ます。)
都会出身の方がびっくりするであろう 田舎あるある
では、順番に見ていきましょう。
1.家が無駄にデカい しかも古風
田舎に戻って感じるのはやはりこれですね。建っている家がまあ、無駄に大きいです。
で、↑の様なリトル日本城と言わんばかりの古風な作りの家が非常に多いです。
こんな家って都内でまず見かけないですよね笑
土地が無駄に余っていると言うのもあるのでしょうが、こんな家があちこち乱立しています笑
幼馴染の『けんちゃん』の家なんですが、塀(へい)まである家もあるんですよね。
子供の頃は何も感じ無かったのですが、今この年齢になり、
『この家は、塀まで作り一体何から家を守ろうとしているのだろうか?』
と笑いましたね笑
2.車が普通に捨ててある
昔に比べれば随分と減ったのですが、あちこちに車が捨ててあります笑
↑この車に至っては、自分が子供の頃からあったので40年以上放置されているんではないでしょうかね? 今回帰った際にまだこの車があった事に衝撃を受けましたね笑
自分が子供の頃は『オート三輪』と言う、古臭い形の車があちこちに捨てられていました。ある日気付くと無くなっており、マニアが回収をしたのかもしれません笑
わりかし最近の型であろう車も、こんな感じで捨てられています。都内などではあんまり見ないので、田舎ならではかなと思っています。
3.家も捨ててある
これは、最近全国的にも問題になっているのですが、車のみならず『家』も捨ててあります笑
94歳になる叔母にも会って来たのですが、叔母の横の家がまさに捨てられた家になっています。
この家、身寄りの無い方が亡くなり、相続、贈与がされないまま20年以上放置されているんだそうです。叔母から、
『あんたこっち戻って来たら、ここに住みんしゃい。』
と言われたのですが、色々と厳しいですよね笑
4.道祖神 お地蔵様がてんこ盛り
自宅の前の通り100mにこんな感じで、道祖神、お地蔵様が乱立をしています。
猿田彦と書かれていますね。
僅か100mも無い通りに4つもあるので、多すぎだろうと笑
こう行ったお地蔵様にお花のお供えをする方もおり、地域に根付いてもいるんだろうなあとも思ったのでした。
5.やたらと池が多い
これも田舎の特徴だなと思ったのですが、やたらと『池』が多いです。しかも何の予告も無しにいきなり大きな池がドカンと現れます笑
で、こう言った池に過去に落ちて亡くなった子供の話しと言うのが受け継がれており、
『〇〇池に子供だけで近寄ったらいけん。
〇〇君(池に落ちて亡くなった子の名前)のお化けが出るぞ。』
と言われ子供心に恐怖心を植え付ける様になっています。
危ないんだったら埋め立てをしろよと言う笑
6.防犯が不用心
近隣住民全て顔見知りとなっているのんびりな田舎なので、防犯意識が異常と言える程に低いです。家の窓や玄関などを開けっぱなしにし外出なども良くあります。
因みに実家の玄関の鍵がこの様な物になっています。
えっ、何これ??って思いますよね。これで玄関の扉(引き戸)を締めるんです。
棒状になった部分を起こして、ねじ込みながら押し込むと鍵がかかると言った具合です笑
これ考えてみたら何て言うんだろう?と調べたら、
『木製サッシのネジ締め錠』
と言うらしいです。昭和の遺物って奴ですね笑
7.リポビタンD オロナミンCが無駄に振る舞われる
これは、自分の田舎の地域だけかもしれないのですが、何処かの家に顔を出した際に、
『まあ、これでも飲みんしゃい。』
と、リポビタンDや、オロナミンCが出て来る確率が非常に高いです。
94歳の叔母の家に行った際にも普通にリポビタンDが出て来ましたね。
お茶では無く、リポビタンDです笑
実家にも冷蔵庫の中に、リポビタンDやオロナミンCが常備してあり、実家に戻っている際に、随分と飲みましたね。
凄い不思議な慣習なんですが、『元気をつけろ』と言う事なんでしょうかね笑
8.地面を掘ると古銭が出て来る 不発弾も出てくるぞ
実家のすぐそばに、『国指定の古墳』と言う物がありどうやら歴史のある地区だったようです。子供の頃地面を掘っていると古銭などが出て来ていました。
子供の頃よく遊んでいた、通称『天神様』と言われる神社があったのですが、ある日幼馴染の『じゅんくん』が、
『天神様ん軒下に、こげなんがあった。』
と古銭を持って来たんですよね。子供ながらにびっくりですよ。
すぐさまその話しが皆に伝わり、土建屋の息子であった『なおちゃん』が
『うちん、ショベルとネコが山ほどあるけん、皆で小判を掘りあてようや!!』
と、小学校が終わってから、天神様の軒下にもぐり当時小学生5人でがむしゃらに地面を掘り返し、小判を探せ!!とやっきになってましたね笑
まあ、当然小判などは出る事も無く(古銭は数枚出て来ました)、天神様の軒下を滅茶苦茶に荒らしたと村長さんにバレて頭を小突かれて、後日全員で謝りに行くと言った事になり大変でしたね苦笑
小学生の頃、がむしゃらに地面を掘っていた天神様の軒下ですが、滅茶苦茶にされたと言う事で、その後↑コンクリートで人が入れない様に埋められてしまったんですよね笑 よくこんな狭い所に入っていたなと笑
再開発などで、地面を掘り返すと第二次世界大戦時の不発弾や、古代の遺跡が発見されるなどもちょくちょくあり中々デンジャラスな地区でもあります笑 (不発弾の撤去は自衛隊が出動し、近隣住民が避難をしないといけないのでかなり大変です)
9.防空壕が今でもある
防空壕が今でもあります。防空壕(ぼうくうごう)って何?と言う方もいるかと思いますが、
『戦時中アメリカ軍の空爆を避難する為掘った穴』
です。恰好良く言うと、『地下シェルター』などになるのでしょうが、田舎なのでそんな恰好良い物でなく、人力で掘った只の洞窟です笑
自分が子供の頃は至る所にこの、防空壕が残っていたのですが、最近は再開発などで結構数が減りましたね。ただ、山の中に入って行くと今でも残っています。
これは、凄い小さい物で人が1人 入れる位なのですが、サイズが結構マチマチで、
『小、中、大、特大』
と防空壕でもサイズが細かく分かれています笑 小学生の頃幼馴染と共に、特大サイズの防空壕(直径5m、奥行30m程)に『肝試し』として懐中電灯を持って入って行き、
『腐食してボロボロになった缶詰やヘルメット、見た事も無い古い空き瓶』
などが奥から山ほど出て来たのを覚えています。結局、この特大サイズの防空壕に子供が入り危険と言う事で、バリケードまで作られ入る事が出来なくなり、再開発で今は跡形も無く消え去ってしまいましたね。
と言う訳で、田舎あるあるをざっと記載をしてみました。都会出身の方には、『えっ』と言う事が多かったかもしれませんが、広い日本、色んな地域で、色んな風習、慣習があるでしょうから、是非田舎にも目を向けてみて下さいね。