皆さんこんにちは、梅雨に入ったとの事で休日が早くも雨模様となっています涙 自宅でゆっくりとお過ごし下さいね。
昨日2020年6月13日、久しぶりに地上波で『バックトゥザフューチャー(1985年公開)』が放映されており盛り上がっていましたね。
次週来週と3部作公開との事で、本当に面白い映画なので未見の方は是非ご覧になって下さい。
バックトゥザフューチャーの第1作で、要所要所でギターが数種類出てくるシーンがあります。映画の中でマーティーが演奏に使ったギターをまとめてみました。
バックトゥザフューチャー マーティーが使ったギター まとめ
OPのミニギター Erlewine Chiquita(アールワイン チキータ)
OPでアンプを爆音で鳴らした際に吹っ飛ぶシーンのギターです。変な形をした、小さいギターを使っています。
これは、テキサスにあるギターリペアショップ Erlewine(アールワイン)で作られている、『Chiquita(チキータ)』と言うモデルです。
まさしく、映画に出ているモデルですよね笑 1980年代の初頭、旅行中や外出先でも使えるようにと、開発されたトラベルギターで通常の物より小さいサイズが特徴です。
2020年今現在でも購入は可能で、675ドルとなっています。
只このチキータギターは、他社が勝手に作ったコピー商品が非常に多く出回っており、結構安価でヤフオクなどでたまに出品されてます。
本家本元は、Erlewine(アールワイン)になるので是非この機会に覚えておいて下さいね。
あと、Erlewine(アールワイン)で有名なギターに、ブルースの名手ジョニー・ウィンターが使っていたヘッドレスギター LAZER(レイザー)と言うモデルや、スティーヴィー・レイ・ヴォーンの為に特注したギターが有名です。
バックトゥザフューチャー OPのトリビア
OPのシーンのトリビアで、多くの時計の中にドクの紙人形がぶら下がっているお遊びも入っているので、見返す際に確認してみて下さいね笑
オーディションのギター アイバニーズ ロードスターⅡ RG430BK
学校のバンドオーディションのシーンでもマーティーがギターを弾いています。演奏をしている曲は、映画の主題歌となっている、Huey Lewis & The News 『The Power Of Love』です。
こちらのギターですが、1985年製の日本のギターブランド Ibanez アイバニーズ(当時はイバニーズと呼ばれていた)ロードスターⅡ RG430BKと言うモデルです。(画像では右から3番目の物)
LAメタルが徐々に盛り上がって来る時期で、海外アーティストが盛んに日本製のIbanez製品を使っていました。映画中でも『日本製は最高だよ』と言うセリフがありましたよね。
海外の楽器屋さんで当時のモデルが5万円位から購入できるので興味のある方は是非購入をしてみて下さいね。
ロッキングトレモロがかなり特殊な仕様で、ネック側の止め方一体どうなっているんだ?と不思議な見た目となっていますね笑
映画中のマーティーのギターを実際に演奏をしたのは誰?
映画中、マーティーを演じるマイケル・J・フォックスは実際にはギターを弾いていません。まあ、当然ですよね笑
で、このマーティーのギターの演奏と、劇中の演奏指導を担当した方のインタビューが、20~30年位前のヤングギターに掲載されていたんですよね。古い事なので、記憶があいまいなのですが、
・音楽学校MIのGITの講師の方
・金髪でYAMAHAのPacificaを持った写真が写っていた
・マイケル・J・フォックスは少しだけギターが弾けたので指導が楽だった
・本人が、バンドのベーシスト役でカメオ出演している
※追記 調べたのですが、アメリカのギタリスト、Paul Hansonさんでした。やはりGITの講師をされていました。
記憶が間違っていなければ、このベーシストの方が映画中のマーティーの演奏の吹き替えを担当しているはずです…笑
バックトゥザフューチャー オーディションのトリビア
審査員の『音が大きい、演奏中止』と言う方が、主題歌を歌っているHuey Lewis本人です。
魅惑の深海パーティーのギター ギブソン ES-345
そして、物語の終盤『魅惑の深海パーティー』でチャック・ベリーの『ジョニー・B・グッド』を弾くシーンでは、ギブソンのES-345を使っています。
ギター好きの間では有名な話しなのですが、映画中の舞台が1955年で、マーティーが持っているギターES-345の販売年が1959年なので時代考証に少し差が生まれています笑
赤のES-345ですが、チャック・ベリーが愛用をしていたと言う事で選ばれたんでしょうね。
マーティーのES-345はちょっと特殊 335 345 355の違い
でこのマーティーが持っている、ES-345ですが、少し特殊なモデルとなっています。
こちらが1959年製オリジナルの、ES-335、ES-345、ES-355です。
335、345、355の違いですが、使われている材質、インレイが豪華になるか細かな装飾の違い、電気系統のスィッチが違うかで、分かれています。355が一番高価で、Bigsbyまで搭載されてゴージャス感が漂っています。
マーティーのギターは、真ん中のモデルES-345の赤色バージョンと言う事になります。
が、このES-345に更にBigsbyと言われるトレモロアームを後付けをすると言う改造が施されています。本来付いていた、テイルピース用のスタッドアンカーがそのまま残っていると言うのが、画面からも分かります。
マーティーがこのパーティーで、チャック・ベリーの『ジョニー・B・グッド』を演奏をする事で、手を怪我したマービン・ベリーが、いとこのチャック・ベリーに電話越しに聴かせて、
『ロックンロールが生まれる。』
と言うオチになっています。これ音楽の知識が少しないと分かり辛いんですよね笑
因みにですが、チャック・ベリーの使用で有名なギターはES-345以外に、1957年に販売が開始になった、ギブソン ES-350Tです。このギターよりは、赤のギターの方がマーティーには合っていますね。
チャック・ベリーは、真ん中に写っている写真の方です。変な姿勢なのですが、演奏時に気分が乗ってくると写真の様に身をかがめて歩いたり、跳ねたりしたので、『ダックウォーク』と言われています。
マーティーがギターソロの時に、跳ねながら横に移動をするのですが、これが、チャック・ベリーが得意としていた、『ダックウォーク』です。
マーティーの後ろにギターアンプが見えますが、これはFender社のツィード貼りBASSMANです。
バックトゥザフューチャー マーティーが使ったギター まとめ感想
と言う訳で、つらつらと、バックトゥザフューチャーに出て来るギターの事を記載してみました。
是非皆さんも今後映画を観る際にマーティーのギターにも注目をして下さいね。
まあ、それにしても、何年経とうが、何回観ようが、いつ観ても
『面白い!!』
と思える、バックトゥザフューチャーは本当に最高の映画ですね。たま~に、一度も観た事が無いと言う方に出会うのですが、『かな~り人生を損』しているので、騙されたと思い観てみて下さいね。
個人的にこのバックトゥザフューチャーシリーズで一番好きなのが、Part2の最後にドクが空中で消えた後に、
『郵便局の配達員が70年間保管した手紙』
をマーティーに届けに来る瞬間ですね。時間のトリックを上手く使っており、面白いなあ~と。その後、時計台のドクの元に戻りドクがひっくり返ると言うのも最高だなと笑
この時間を上手く使った映画と言うのも好きなので、いつか機会があれば面白い物をまとめて紹介してみたいと思います。
続くのか分からないけれども、まあ一応入れてみました笑
小沢健二さんのギターの事を記載しました。
ギブソンのビンテージギターパーツ、マーブルピックガードの事を記載しました。