インドネシア旅行の2日目になります。この日は、ジョグジャカルタにある、ボロブドゥール遺跡とプラバナン寺院を2つ巡り、ジョグジャカルタからバリ島まで飛行機で移動、と言う長丁場です。
気合を入れる為に朝食をがっつりと取り、且つ現地で購入をしたレッドブルを朝から飲んで行きます。現地のコンビ二で、120円位だった気がします。
炭酸が入っていないタイプの物で、味はリポビタンDでしたね笑
ボロブドゥール遺跡とプラバナン寺院郡観光 ベルトラのツアーに参加
この日の1日ツアーは、ベルトラさんで申し込みをしていました。
ベルトラって何??
ベルトラは、世界中の色んな、国、地域で行われている、ツアーやアクティビティの申し込みに特化したサイトです。ツアーの内容、ガイドのレベルが非常に高く、且つ値段も適正で個人的には、
飛行機はLCC ツアーはベルトラ
を使うと非常にリーズナブルな旅行になるのでオススメさせて頂きます。
因みに今回自分が申し込みを行ったのは、下記のツアーで
『世界遺産ボロブドゥール遺跡&プランバナン寺院☆世界三大仏教遺跡と美しきヒンドゥー寺院を巡る<終日/往復ホテル送迎付/日本語ガイド/昼食付>』
日本からネットで申し込みをしてました。丸1日車をチャーター、各遺跡の入場料、昼食代、日本語ガイド、全て込みこみで、100ドルちょいなのはお得感があるかと思います。
ベルトラのツアーは過去に何度か申し込みをしているのですが、
・安い
・ガイドさんが日本語うまい、冗談が分かりノリが良い
・迎え時間きっかりに来てくれる
・融通をきかせてくれる(ここ寄って、あそこ行きたいなど)
と良い事ばかりです。参加者達で盛り上がりツアー終了後に皆でご飯に行くことなどもありますのでオススメです。1人参加でも日本人がブッキングされすぐに仲良くなるので気兼ねなく申し込みをしてみて下さい。
朝の8時にホテルのロビーにガイドさんが迎えに来てくれてトヨタの車に乗り込み、ボロブドゥール遺跡に出発です。この日のツアーは自分と彼女の二人にガイドさん運転手さんだけでした。
渋滞をしてなければ2時間位で到着ですよと伺い、車内から景色を眺めます。
市外を抜けるとのどかな田園風景が広がります。
車内では、インドネシアの歴史や文化、最近起きたこと。ジョグジャカルタの地名の呼び方、日本製品が人気であることなど多くの事を教えてもらいました。
ボロブドゥール遺跡到着
2時間掛からない位で、遺跡の入り口に到着。綺麗に整備されて大きな公園の様でした。
ベルトラのツアーは遺跡観覧料と現地ガイドさん込みの金額なので入り口で何も支払う必要がありません。入り口で、入場者用の無料のドリンク 水 がもらえるので受け取りましょう。中は飲み物の販売がなく、日差しをさえぎる物がなく暑いです。
金属探知機を抜けて、入場します。ドローン禁止の文字が見えます。過去に相当数の方が飛ばしたんでしょうね笑
ボロブドゥール遺跡 トイレの図
先のブログにも記載をしましたが、ここボロブドゥール遺跡の入場口のトイレはこの様になっていました。トイレットペーパー置き場はあるのですが、紙自体がない、手と水で拭く事になりますので覚悟をしておいて下さい。
入り口を抜けると、綺麗に整備された公園が広がっており、象などもいました。お金を払えば乗れるみたいです。
天気が良く日差しが暑いくらいでした。日焼け止めのクリームは必ず準備の上参加下さい。10分程歩くと…、見えて来ました。
この距離でも巨大と言うのが分かります。世界遺産のマークをどうしても自分は探してしまうのであります。
遺跡を上から図示した物、曼荼羅、コンピューターの基盤の様ですよね。この幾何学の概念を誰がどこから持って来たのか?これが個人的に気になります。
きつめの階段を上り、ようやくご対面となりました。世界最大の石造仏教遺跡。まるで軍艦の様な迫力がありました。こんなのが1,000年も埋もれていたというのが凄いですね。
横に移り、ガイドさんから説明を伺います。ガイドさんもはっきりと言い、Wikiにも記載があるのですが、
『この遺跡は、何のために作られたのか分かっていません。』
と。世界中にある遺跡の凄さってこういう所にありますよね。相当数の人間が労力を注ぎ込み作りあげた、世界最大級のものが理由や意図が分かってないって。ミステリアスです。今こそ全人類60億人が立ち上がり謎を解明するなどあっても良いと思うんですけどね。
遺跡のまん前に植えられていた、菩提樹の木。ジャワ島には菩提樹がそもそも無いらしく、ここに1本だけあるとの事でした。
そして、落ちている葉っぱを拾い上げて、半分に折ると
この形がストゥーパ(仏塔)の原型になりましたとの事で、なるほど良く似ています。
入り口には、獅子が二匹両脇に立っています。エジプトではスフィンクス、バビロニアでも人面獅子、中国、日本には狛犬と言う物があり、神聖な場所には二匹の獅子が入り口を守るというのが共通なんですよね。
この概念も何処から出てきたのか不思議です。1つのところから始まり世界中に広まっていったんでしょうね。
斜めから撮った引きの図です。第一層部分の一角の中が見える様になっています。
むき出しになっている、一層部分のレリーフ。修復により見えるようになった物。非常に綺麗な状態です。
ここから、ボロブドゥール遺跡に入って行きます。
過去に地震や火山の噴火などで崩れている箇所もあり、現在でも修復中です。
第一回廊にあるレリーフ、釈迦の生涯を順を追って掘られており、建物を一周することにより釈迦の生涯を学べ、上の階へ進むと人間的な成長があると言う、建物の構造になっています。
釈迦の母親が白い象の夢を見たシーン、生まれてすぐ天を指さしたシーン、東西南北の門から出たシーンなど有名箇所も全てレリーフになっています。
手塚治虫のブッダを読むととても分かりやすいので興味のある方はお読みになられて下さい。
第3回廊の部分が現在工事中で立ち入り禁止となっていました。若者達が手作業で石を運び組み上げていました。
下から順に上って来て、レリーフが一切ない無色界に入って行きます。いきなり景色が変わります。ストゥーパ(仏塔)の登場です。
真ん中を基点にして、72個のストゥーパが周りを囲みます。ここの無色界でも3層の構造になっており、段を上がることにより人間の高まりを表していると言われています。
一番上の段のストゥーパは四角 ■ の面で構成されていますが、その下の段(左)にある物はひし形 ◆ の面で構成されているのが分かりますでしょうか?
これは、不安定であった ◆ 人の心が、■ で安定した心になると言う意味です。
そして最上階のストゥーパには穴が一切ないですが、これは無の境地に達した事を表しているとの事です。先端部が途中で折れており、避雷針が設置されています。このストゥーパを3周廻ると願いが叶うとの事で多くの観光客がごったがえす中、3周しました。
少し時間をもらい、景色を眺めたり遺跡を鑑賞していました。
個人的にですが、グラハム・ハンコックさんが著書の中でずっと言っている事が気にかかっています。それが下記に示す数字が世界中の神話や伝承、遺跡の形状や個数と言った物の中に織り込まれていると言うことです。そしてその数字から1万2,000年前の天体に注目をしろと警鐘されているというのです。
(グラハム・ハンコックさんも実はこの考え方を影響をされていまして、元々はサンティラーナ、 デヒェント、 ジェーン・セラーズと言う著者の1969年に出版された『ハムレットの臼』と言う本に記載があるそうです。只この本は、日本語での翻訳、販売されていないのが非常に残念です。)
12 =黄道にある星座の数。
30 =黄道上のそれぞれの星座が、黄道に沿って占めている角度。
72 =太陽が、歳差運動により、黄道に沿って一度移動するのに必要な年数。
360=黄道の全体の角度。
72 ×30 =2,160(太陽が、黄道に沿って30度移動するのに必要な年数。 すなわち、黄道にある12の星座のうち、1つを完全に通過するのに必要な年数)
2,160 ×12( もしくは360×72)=25,920(歳差運動の1周期の年数、もしくは「グレート・イヤー」の年数。したがって「大復帰」を起こすのに必要な年数)
グラハム・ハンコック; 大地 舜. 神々の指紋 上<神々の指紋> (角川文庫) (Kindle の位置No.4435-4439). . Kindle 版.
我々日本人に一番身近なものは、煩悩の108と言う数字がありますが。72と72を半分にした36を足した物が108になります。
最新刊、『神々の魔術』の中でもインドネシア、ボロブドゥール遺跡のストゥーパの72と言う数字、グヌン・パダン遺跡の調査に触れていました。
グラハム・ハンコックさんですが個人的に大好きで全ての書籍を自炊化しておりたまに読み返しています。
1996年に販売された神々の指紋の中で1万2,000年前に文明が存在していたと主張をしていたのですが、トルコのギョベクリ・テペが発見調査され本で主張していた事が正しかったと証明されました。実に本を書いてから21年経過していたことになります。
となると、2016年の最新刊『神々の魔術』の中で主張をしていることも数十年後に本当におきるかもしれません。ガイドさんもはっきりと言い、Wikiにも記載があるのですが、
『この遺跡は、何のために作られたのか分かっていません。』
と。そのヒントがグラハム・ハンコックさんの書籍の中に記載がありますので、興味のある方はお読みになられて下さい。最新作は電子版でも発売され、時代の流れと言う物を凄く感じました笑 ロマンがあり、本当にオススメです。
あとガイドさんが仰っていた中で面白かったのが、
『遺跡を作った巨人が寝ている。』
と山を指して言っていました。
前方の山なのですが、左側が頭で、人が上向きで横になっている様に見えませんか。巨人伝説ですね。面白いですよね。
遺跡の鑑賞も終え、出口からお土産街を抜けて駐車場まで戻ります。
凄い多くの物売りの方は押しかけてくるので、気をつけましょう。
その後ガイドさんにお願いをして、近くにあるムンドゥッ寺院にも寄ってもらいました。こちらも世界遺産になります。行ってみたい方はガイドさんに行きたいと告げてみましょう。通常だとここは素通りになってしまいます。
【おまけ】ムンドゥッ寺院
お化けみたいな木がありますが、ガジュマルです。根っこが枝からも伸びており強靭なので人がぶら下がっても切れません。
こじんまりとしているのですが、綺麗に修復されており建物の中にまで入る事が出来ます。
石仏が現在も設置されており、多くの方が参拝にこられています。
こう言った様式の柱を見るとギリシャなどの作りを思い起こします。少なからず影響はあるんでしょうね。
中編に続きます。