本日も雨と最近太陽を見ていない気が…、自分の会社は本日までお休みなのでゆっくりと過ごしたいと思います。
本日は久しぶりに見て、『やっぱりいい本だなあ。』と改めて感じた本の紹介をさせて頂きます。
セイコーダイバーズウオッチ進化論 レビュー
2015年7月15日 ワールドフォトプレスから発売された、『セイコー ダイバーズウオッチ進化論』定価3,200円です。
2015年に、国産ダイバーズウオッチ50周年に合わせて企画編集された様で初代からのモデルの変遷、機構、開発の裏側などが読めて非常に面白い本です。
著者は、セイコーで実際に数々の時計の開発、パテントを生み出して来た徳永幾男さんで、時計のかなり細かい事まで記載されています。
50周年記念の限定モデルが最初に10Pに渡り大きめの写真と解説が入っていおり、実に格好良く紹介されています。
目次
書籍の構成としては、序章と1~7章に未来章の合計9章 全159Pと読み応え十分となっています。下記に目次詳細を記載しますのでご確認下さい。
第一章 ウオッチ(携帯時計)の種類と特徴
Ⅰ-① 機械式時計(メカニカルウオッチ)
Ⅰ-② 水晶式時計(クオーツウオッチ)
Ⅰ-③ ぜんまい駆動式電子調速時計(スプリングドライブ)
第二章 防水時計の種類と特徴
Ⅱ‐① 防水時計の種類と性能
Ⅱ‐② 日常生活防水時計に要求される性能と構造
Ⅱ‐③ 日常生活用強化防水時計に要求される性能と構造
第三章 セイコーダイバーズウオッチの種類と特徴
Ⅲ-① ダイバーズウオッチの種類と性能
Ⅲ-① 空気潜水用ダイバーズウオッチ
Ⅲ-① 混合ガス潜水用ダイバーズウオッチ
第四章 メカニカルダイバーズウオッチ進化論
Ⅳ-① メカニカルダイバーズウオッチの進化
Ⅳ-① 空気潜水用ダイバーズウオッチ
Ⅳ-① 混合ガス潜水用ダイバーズウオッチ
第五章 クオーツダイバーズウオッチ進化論
Ⅴ-① クオーツダイバーズウオッチの進化
Ⅴ-② 空気潜水用ダイバーズウオッチ
Ⅴ-③ 混合ガス潜水用ダイバーズウオッチ
第六章 スプリングドライブダイバーズウオッチ進化論
Ⅵ-① スプリングドライブダイバーズウオッチの進化
Ⅵ-② 空気潜水用ダイバーズウオッチ
Ⅵ-③ 混合ガス潜水用ダイバーズウオッチ
第七章 ダイバーズウオッチ外装技術進化論
Ⅶ-① 外装素材技術革新
Ⅶ-② 外装構造技術革新
Ⅶ-③ セイコーダイバーズウオッチ外装のパテント
未来章 ダイバーズウオッチの未来学
未知なる海に挑戦するプロフェッショナルダイバーにとって『永遠の深海の友』ちなるための、真に価値のあるダイバーズウオッチの開発の奥義
順を追って読み進めることで、モデルを開発に至った過程や、最新の技術、モデルを見れ、面白いです。
実際のページですが、この様な感じになっています。
第四章 Ⅳ-② 空気潜水用ダイバーズウオッチの箇所ですがファーストダイバーと後継機が見開きに掲載されており、各部詳細や、モデルごとの変化、新たに搭載された新機能など細かく記載しています。
ダイバーであれば、プロスペックスに限らずにAnanta,Grand Seikoなども記載、解説がされています。
こちらは、第六章 Ⅳ-③混合ガス潜水用ダイバーズウオッチの箇所で、SBDB001のパーツ構成がどうなっているか?と言うのをイラストを使い詳細が見れる様になっています。
上下にパーツが分解されたイラストがありますがこんな感じのイラストが至る所にあり、KINETICやスプリングドライブの構成をイラストを通し学ぶ事が出来、興味深く読むことが出来ます。
セイコーダイバーズウオッチ進化論 の感想
セイコーのダイバーが好きな方であれば、『問答無用で買い』であると思われます。情報量と、詳細な解説にかなり驚かされると思います。それ程までに内容が濃いです。
この手のマニアック、一歩踏み込んだ書籍は発行部数がそこまで多くなく、販売終了をすると
『必ず、プレミアが付き、高値販売』
される事が常となっています。(少し前のヤフオクでなぜかこの本が12,800円で落札されていました、現在普通に販売されているにも関わらず不思議です。今後この本が販売終了になり高値になる事が多いに予想されると言う事です。)
現在定価で購入を出来る今だからこそオススメをさせて頂きますので、セイコー好きの方は是非購入し本棚へ加えていただければと思います。本当に素晴らしい本ですよ!!
徳永さんの新作の本『グランドセイコー 進化論』が販売開始になりました。この本も素晴らしい出来ですので、グランドセイコー好きな方は是非!!
SBDB001のレビューを記載しました。
セイコーのダイバー三種を比較しました。(SBDC051 SBDC027 SBDB001)
SEIKOのオーバーホール全て。
お得な時計の購入の仕方を記載しました。