読者の声 SEIKO カスタムSBDC051 当選者 Sさんの場合

折角の週末が雨模様で寒いと、盛り上がりにかけます…。体調管理には気を付けて笑って過ごしましょうね。

 

 

さて本日は、以前に読者の方にプレゼントを行ったSEIKOのカスタムSBDC051の当選者であるSさんに、実際に時計を使ってもらいどの様に感じたか?と言うのを記事にしてもらいました。

 

読者プレゼント 当選者発表
少し気温が落ち着いた感じになっていますね。熱中症にはくれぐれも気をつけて、連休をお楽しみください。

 

こちらの時計ですね。20名近くの方から応募があったのですが、見事に当選を果たしたSさんの感想を是非お読み下さい。

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読者の声 SEIKO カスタムSBDC051 当選者 Sさんの場合

青森駅近 ねぶた資料館「ワ・ラッセ」 撮影:Sさん

皆さんはじめまして。今回ブログ管理人であるgakuさんより、SEIKO カスタムSBDC051を譲り受けました青森県在住のSと申します。

 

職種は専門商社の営業で、スーツを着たり、作業着を着たり、なかなか泥臭い仕事の仕方をしています。社会での泳ぎ方もそれなりに身に付き、

 

「大人として、それなりに恥ずかしくない身なりをしないとね」

 

という、もっともらしい魔法のフレーズで自分の出費を正当化する そう、物欲にまみれた花の30代前半です。

 

『革靴、腕時計、革小物、革の経年変化』Googleも驚愕する、欲にまみれた検索ワードの数々。

 

その先にはyokuさん、ではなくgakuさんのブログ『My Favorite Goods』がいつも待ち受けていました。

 

日々新たな画像や情報を求め、検索ワードを変化させていきましたがブログの守備範囲はすさまじく、いつの頃からか、私は『My Favorite Goods』の固定読者となっていました。

機械式時計への憧れ 悩む日々

30代に突入してからというもの、私は機械式時計への憧れで胸を焦がしました。

 

「デザイン、ブランド、予算」

 

を念頭に置き、各ブランドの腕時計を検索する日々。

 

当然、gakuさんのカスタムSBDC051の画像も何度も見返し、自分も同様のカスタムをしようかなと悩むぐらい、そのデザインに惹かれていました。ちなみに、この時期の私のメンタルがブレブレ状態なことを、以下に箇条書きにて示します。

 

・このブランドのデザイン好きだけど、仕事に着けていったら生意気だと思われちゃう

・予算オーバーしちゃうけど、頑張れば買える範囲かな・・・い、いいですよね?

・カスタムSBDC051かっこいい。でも馴染みの時計店とかないし、同じにしたくても、頼み方わからないから怖いな・・・無理だ・・・。

・「買ったら怒られるかな…」(奥さんの横顔チラッ)

・長男の無垢な瞳を見つめながら「お金がないから、そのおもちゃは買えない」

 

このメンタル遭難に終止符を打ったのが、『My Favorite Goods』の読者プレゼント企画の記事。

 

素直にかっこいいと思え、周囲の目を気にする必要無くSEIKO機械式の腕時計がプレゼントで手に入る(家族に後ろめたくない!)。ジーザス。

 

皆さん、迷える子羊を救う神は、日本にいました。その名はgaku。

 

このような経緯でプレゼント応募に参加すると決めたため、不思議と、自分が選んでもらえることに疑いを持っていないような精神状態で文章を作っていました。

 

今考えれば根拠なんて皆無だったのですが、出くわした事態、そこに至るまでの流れそのものに運命的なものを感じていたのだと思います。

カスタムSBDC051の当選 自宅に到着

ねぶたらんぷ と 青森ベイブリッヂ 撮影:Sさん

その後当選の連絡をいただき、実際に時計が手元に届いたのは、盆休み中の夕食前。(盆休みなのにすぐに送ってくれて悶々タイムはありませんでした。gakuさんには感謝しかありません)

 

玄関のチャイムが鳴り、遂にこの時が来た。サインして受け取った小包を大事に抱え、部屋に戻る。

 

味噌汁を作っている妻は、何の荷物か把握しておらず、私が異様なニヤニヤ顔を浮かべていたこともあって、怪訝な顔。

 

そして、箱を開け、憧れ続けたカスタムSBDC051を目の当たりにした私は、早速色々な角度から眺め、時計をプレゼントしていただいたことを深く実感・・・できませんでした

 

長男が風のような速さで奪っていったからです。あぁ、意味も無く、全力でリューズを回さないで、御願いだから。あのおもちゃ買ってあげるから。

半所有者の3歳児  撮影:Sさん

 

長男から妻へ「お父さんと半分こした」と報告が。どうやら私の腕に装着される前に、半所有権が長男に移動したようです。恐るるべきは、3歳児をも虜にするカスタムSBDC051の魅惑の輝きか、それとも彼の見境なく暴走する好奇心か。

 

妻は妻で、明らかに

 

「こいつ、プレゼントとか、そんな嘘ついてまで時計買いたかったのか。」

 

という疑いの視線を向けてきましたが、ブログのページを見せたら信用してくれました。嘘だとしたら、どれだけ姑息な男なんだ、俺は。

 

妻と長男が寝静まった後、気を取り直してじっくりと時計を眺めました。

 

言われなければ使用品とわからないのでは?と思うぐらい綺麗で、肌理細やかなgakuさんの人柄が想像できるような輝きを感じました。それからバンドの調整を行ったり、御好意により同封していただいたシリコンバンドに付け替えたりして、じわじわと実感がわいてきました。

(今回自宅にあった純正シリコンバンドR02C011J0や、バネ棒外し、PROSPEXカタログなど一式でプレゼントしました。)

 

翌日からは一先ず、「感想等は、とりあえず1ヵ月使ってみて」というありがたい言葉に甘え、公私関係なく毎日着けて過ごしました。

カスタムSBDC051を使用した感想

結果、第一に言えることは、SBDC051は想像以上に「ちょうどいい」腕時計だということ。

「ちょうどいい」と言っても、そこには決してマイナスな意味合いは含まれていません。

 

撮影:Sさん

わたしが今回いただいたカスタムSBDC051に関して「ちょうどいい」と感じたポイント、エピソードを、こちらでも箇条書きにて列挙したいと思います。

 

・主張し過ぎることもなく、平凡過ぎることもない。永いつき合いになる予感しかしない。

・矢印短針のアクが取り除かれたことで、武骨さとシャープさが絶妙なバランスで共存しており、上品さすら感じる。(カスタムを経て、より大人の時計に昇華されている印象)。

・賛否両論あるプロスペックスのマークは、短針がシンプルになった分、全体のバランスを考えると、程よいアクセントになっているようにも感じる。

・想像通り、スーツスタイルでは手元に程よいアクセントを加えてくれる。また、作業着を羽織った場合でも、不思議と武骨さの方が際立つようになり、意外なほど馴染む。
(実は作業着の時に見せる顔の方が好きだったりする)
これは私服の時でも言えることで、時計がもつ絶妙なバランスにより、思った以上にスタイルを選ばない。

・「ちょうどいい」と感じたエピソードを一つ。私が時計を譲り受けてから、重要取引先との会合に、上司二人と参加した時のこと。位が上の順から、GSスプリングドライブ、マリーンマスター(SBDB011)、カスタムSBDC051の私。ちょうどいい~!!(笑)。

 

上司に対して嫌味なく、カスタムならではの密かなプライドも持てて、今の自分の立場とマインドに寄り添ってくれる、まさしく「逸品」であると確信。

 

撮影:Sさん

以上、ちょうどいいポイントコレクションでしたが、文章の最後に、今回のまとめとして一番書きたいことを書かせていただきます。

カスタムSBDC051 当選者 Sさんによる まとめ

私は、実はこれまで機械式時計を所有したことがなく、応募の直前、

 

「初めて所有する機械式時計は、自分のお金で高価なものを買うからこそ、思い入れのある存在となるのではないか。そして、そうあるべきなのではないか」

 

という葛藤が生まれたタイミングもありました。

 

撮影:Sさん

しかし、今回の流れに運命的なものを感じていた私は、最終的に応募を決め、結果、憧れていたカスタムSBDC051を腕に巻いて、日常を過ごしています。

 

その日常の中で改めて感じたことは、「価値」というものは、「高価だった」、「苦労して手に入れた」というようなことだけで語れるものではなく、そのアイテムが

 

『どんな歴史やドラマを背負って自分の元に来たか』

 

も、自分にとっての魅力や価値を決定づける重要なポイントになり得るということ。

 

元々私はブログ、SNSの類は一切やっておらず、そこにあまり価値を見出していませんでした。

 

ただ、今回プレゼントされたから言うわけではなく、当選後のgakuさんとのやり取りにて、ブログの文章とメールだけでの交流ではあるものの、「相手の顔が見えないパソコンの画面の中にも、こんなにいい出会いもあるのか」と、心を揺さぶられました。

 

あまりにも意外な刺激だったので、若干大仰な言葉を使うとするならば、一つの感動だったのだと思います。

 

周囲の知り合いには、もっと高級な腕時計をしている方はたくさんいます。ただ今回もたらされた感動は、カスタムSBDC051にしっかりと刻まれており、どんな高級時計にも付与されていない特別な価値を、私の左手で示してくれているように感じます。

 

撮影:Sさん

他の読者の皆さんも感じていることだと思いますが、『My Favorite Goods』は、gakuさんの物への想いに溢れています。

 

今回は、その想いも含めて譲り受けたつもりですので、カスタムSBDC051を末永く大事にしていくとともに、自分の身の回りにある愛用品達にも、これまで以上に想いを注ぎ、大切にしたいと考えるようになりました。

 

そして、私がgakuさんのブログで一番心に残っているフレーズ。

 

「まずは、人生を楽しむ」

 

それに沿って考えるならば、まず自分自身の人生を楽しみ、豊かにし、共に過ごす自分の愛用品にも、唯一無二の価値を吹き込んでいきたい。我ながら、なかなかいいじゃないの、そんな考え方。

 

時計だけではなく、色々と深く考える機会を与えてくれたgakuさんに、心から感謝しています。本当に、本当にありがとうございました。

 

※おまけに・・・妻には「単純に運だけで当選したわけじゃなくて、ちゃんと内容のあるものを提出して選ばれるところが、あなたらしいね」と言われました。

このジワジワ来る妻からの遠まわしな誉め言葉も、カスタムSBDC051に刻まれる、大事な思い出の一つとなりそうです笑

まとめ

以上が当選者である SさんからのカスタムSBDC051の感想でした。

 

今回Sさんの当選理由に、

 

・飛びぬけて文章が上手、本文の構成が素晴らしかった

 

と言うのがありました。今回のこの文章も素晴らしいですよね。

 

Sさんはプレゼント応募の時も上記の文章よりも短めなのですが、如何にカスタムSBDC051に魅せられたかと言うのを、凄く上手くまとめておりメールを読んだ時に驚きました。

 

皆さんも今回のブログの文章を読み驚きませんでしたか?笑

 

個人的に文章やメールって、その人の人柄や、性格と言った物が如実に現れると思っています。

で、頂いたメールを読んだ際に、

 

『この方であれば、時計を大切に扱ってくれるな。』

 

と確信をしSさんにSBDC051を譲りました。

 

今回の使用の感想の文章を受け取った際も時計をとても気に入ってもらえた事、大切に扱うと言う事が文面から伝わって来て、本当に良い方に引き取ってもらえたなと思いました。

 

お子さんも時計を気に入った様ですしね笑

 

あと、以前にブログのまとめに記載をした事があるのですが

 

『まずは、人生を楽しむ。』

 

と言う文章を拾ってくれたのは、個人的に嬉しかったですね。

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革靴や時計も自分は好きは好きなのですが、四六時中それしか考えてないかと言ったらそんな事は無く、結局は只のモノでしかないんですよね。

 

世の中には靴や時計なんかよりも遥かに、素晴らしい物、事に満ち溢れているので皆さんも是非色んな事や物に触れてみて下さい。本当にカッコいい大人と言うのは、高い時計や、高い靴、ブランド物を身に着けるでは無く、

 

『人生に対する姿勢、他者に対する思いやり』

 

かなと、最近この歳になりようやく分かって来た気がします。(偉そうでスミマセン…。)

 

カスタム SBDC051ですが、Sさんが気に入っていただけた様で良かったです。

本当に素敵な時計なので、是非皆さんも機械式時計の候補に入れてみて下さいね。

 

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