少し前に、SEIKO SBDXシリーズのシリコン製トロピックバンドの事を記載していました。
シリコンバンドとウレタンバンドで悩んでいる方もいるかもしれませんが、当ブログとして、
『シリコン一択、ウレタンは買ってはいけない。』
と結論付けています。シリコンは多少値がはる分、
『肌触りが良く、高級感があり』
購入するのであれば圧倒的に、シリコン一択です。こちらにまとめを記載しているので、興味ある方はお読みください。
本日はわりかし最近販売されたSEIKOのダイバー用 純正シリコンバンドの比較をしてみたいと思います。
SEIKO ダイバー用 純正シリコンバンド SBDCシリーズ SBDXシリーズ 3種類の比較
こちらが現在SEIKOから販売されている、ファーストダイバー現代モデルSBDCシリーズ、ファーストダイバー復刻モデルSBDXシリーズの純正シリコンバンドです。
上が2020年に販売されたデザインでモダンな感じがします。下2本が復刻されたバンドで、往年の良く見るであろうバンドデザインを踏襲しています。
SBDCシリーズとSBDXシリーズのバンドですが、その他の違いとしてラグ幅(カン幅とも言う)が
SBDCシリーズ 20mm
SBDXシリーズ 19mm
と異なっているので注意をしましょう。自分も以前19mmなのを、20mmサイズを購入してしまい、紙やすりを使い無理矢理1mm縮めると言う力業を使った事があります笑
各商品の正式品番と値段ですが、
SBDC107シリコンバンド(20mm) R03E012J0 24,970円 カラー:ダークブルー
SBDX019シリコンバンド(19mm)R02B011J9 24,000円 カラー:ブラック
SBDX限定モデル トロピックバンド(19mm) R03C012J9 39,490円(税込み)カラー ブラック
と、どれも結構いい値段がします。新機種の為に金型から作っているでしょうから、高価なんでしょうね。
SEIKOのカスタマーに伺ったのですが、SBDC100番台のシリコンバンド、
SBDC105 シリコンバンド(20mm) R03E011J0 7,150円 カラー:ブラック
この商品のみが凄くリーズナブルで購入しやすい金額なので検討をしてみて下さいね。(上記3つの中に写真は無いので注意)
SBDC107 SBDX019 SBDX限定モデル 純正シリコンバンド
各シリコンバンドですが、微妙に長さ、穴の数が異なっており、
SBDC107シリコンバンド R03E012J0 11穴 全長139mm
SBDX019シリコンバンド R02B011J9 14穴 全長143mm
SBDX限定モデル トロピックバンド R03C012J9 15穴 全長141mm
となっています。普通の成人男性であれば、ちょっと長い感じかなと言ったサイズです。これは潜水用ウェアの上から着用を想定しているからでしょうね。
SBDC107 SBDX019 SBDX限定モデル 肌触り
各シリコンバンドの肌触りですが、
SBDC107シリコンバンド R03E012J0 サラサラ 快適
SBDX019シリコンバンド R02B011J9 ネトネト ホコリの付着が酷い
SBDX限定モデル トロピックバンド R03C012J9 サラサラ 快適
となっていまして、SBDX019シリコンバンド R02B011J9以外は全く問題無い状態です。
と言うか、R02B011J9があまりにもひど過ぎて、これアメリカなどであれば返品交換の集団訴訟を起こされる程のレベルでしょうね…。加水分解を起こしているのか?と心配になる程です。
SBDC107 SBDX019 SBDX限定モデル 純正シリコンバンド 背面
背面はこの様に種類に寄ってデザインが異なっています。
SBDC107 SBDX019 SBDX限定モデル 純正シリコンバンド 親側
留め金 尾錠(びじょう)が付いている親側の部分です。こちらもモデルによりデザインが細かに変わっており、
SBDC107シリコンバンド R03E012J0 穴無し 全長88mm
SBDX019シリコンバンド R02B011J9 7穴 全長87mm
SBDX限定モデル トロピックバンド R03C012J9 7穴 全長90mm
この様になっています。
尾錠のデザイン、カラーも微妙に異なっておりここまでの差があります。
SBDXシリーズの遊環(SEIKOと記載されたベルト留め具)がブラックなんですよね。これシルバーだとより良かったんですけどね…。
SBDC107のシルバーの遊環が装着が出来たので気になる方は交換を検討してみて下さいね。
SBEX009の遊環がシルバーなんですが、以前店舗で店員さんに伺ったのですが、
『ここも(遊環)ブリリアントスチールですよ。』
と言うのを聴いたので、シルバーのパーツ自体はあるかと思います。SEIKOでは個別に販売と言うのは行ってないでしょうけどね…、気になる方はカスタマーにお問い合わせください。
背面はこの様に各種なっています。
SEIKO ダイバー用 純正シリコンバンド SBDCシリーズ SBDXシリーズ 3種類の比較 感想
と言う訳でざっと簡単に、SEIKO ダイバー用 純正シリコンバンドの比較を記載してみました。
バンド交換で結構見た目に差がでるので、選択の際は慎重さが必要なのかなと思っています。
SBDX019の純正シリコンバンド(写真真ん中の物)は、ホコリの付着が酷く、軽くネトネトしているので、購入をするのであれば、
『トロピックタイプ』
が見た目質感、デザイン的にベストかなと思っています。バンド1本で4万円近くと凄く高価なのですが、満足度は高くオススメをするので是非検討をしてみて下さいね。
SEIKO 純正トロピックバンド『R03C012J9』の動画を作りました。
SEIKO 純正トロピックバンド『R03C012J9』の動画を作りました。是非ご覧ください。
オリジナルのファーストダイバー付属していたバンドはどの様な物なのか?
プロスペックスブティック 銀座、SEIKOミュージアムで展示中の オリジナルのファーストダイバーのバンドはこの様な物が装着されています。
プロスペックスブティック 銀座に展示されていたファーストダイバー。バンドには、ピラミッド型の四角推がデザインされた物が付いています。SBDX019に付属されている物、R02B011J9と似ています。
SEIKO ミュージアムに展示されていた、ファーストダイバーと300mダイバー。ファーストダイバーはトロピックバンドに似たデザインの物が装着されています。
300mダイバーは凄く凝ったデザインの物になっています。
これ、どのバンドがオリジナル、SEIKOの正規バンドになるかが、自分には分からないですね…。『セイコー ダイバーズウォッチ進化論』にバンドの記載までは無かったんですよね…。
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