日本最大の製靴ブランド リーガルさんのフラッグシップストア、
『リーガルトーキョーで革靴をフルオーダーメイドする』
の連載ですが、先週2回目の打ち合わせに行って来ました。事前打ち合わせですが今回で無事に完了し、晴れて正式オーダーとなりました。では、今回の打ち合わせ内容です。
リーガルトーキョー 革靴のフルオーダーメイド打ち合わせ2回目 甲革の選定と足の測定
甲革の確認と、足のサイズの採寸でまたまた、銀座にあるREGAL TOKYOに訪れました。
お休みの夕方だったのですが、大変多くのお客様が訪れていました。購入をしたお客様の商品の磨きを行ったり、商品の説明を行ったりと店員さんは大忙しです。9分仕立ての靴に興味のあるお客様もおり、オーダー靴も人気がありました。
打ち合わせは2階にある、机を使い職人さん、店長さんと進めて行きます。
甲革の確認
前回の打ち合わせ時に、HA-3005 アノネイのアルパインのベージュ ライトブラウンを持ち込みをして、『この革に近い物で。』とお願いをしました。
こちらが、希望であるアノネイのアルパインです。
リーガルさんの本社工房にストックされていた革で近い物があると言う事で今回、現物の甲革を直に見て確認となりました。
工房にストックがあった コスティル COLORADO #83553
この日の為に浦安にある本社工房からお持ち頂いた、『コスティル COLORADO #83553』と言う革になります。
コスティルですが、現在廃業をしてしまったフランスのタンナーで、工房にもストックが少ないとの事でした。
革を机の上に広げ、質感や色合いの確認をしました。この日もHA-3005 アルパインを持ち込んでいたので、両方を見比べ、多少の違いはあるのですが、
『色合いが気にいった事、カタオシの品の良さ』
があり、この革で製作を決めました。念のために太陽光の下で確認をしたいと伝え、1枚革とHA-3005を持って外に出て、銀座の路上で1人見比べていました笑
アルパインに比べると、このコロラドの方が色合いが濃い(黄色味が強い)です。
靴が仕上がったらクリームをニュートラルを使うと色が薄くなるとの事でした。
今回のこの革の量ですとオーダー分1足をギリギリ作れる量との事で、仮縫いの際には、別の革を使い採寸を行う事になりました。
キルトやベルトも作りたいのですが、取り合えずは革がどの位残るか分からないので、この2つに関しては一旦保留です。
職人さんが、『トラが結構入っているんですよね。』と仰っていたのですが、味になるので問題ないかなと思っています。写真で見ても結構トラの部分が目立ちますね。
本当に、甲革が無事に決まり良かったです。ここまで書いて、
『気にいった革が無かったので、企画は中止。』
などなったら、読者が離れていくでしょうからね笑 実物の革を見るまでは少し不安でしたが、好みの革にめぐり合えて本当に良かったです。
甲革が無事に決まったので、足の採寸をします。
足の採寸 自分の足の癖を知っていますか?
皆さんは自分の足の採寸を行った事がありますか? 自分は今回で2回目になりまして、随分前に大塚にある『ALKA』さんで採寸をしてもらった事があります。
この時に初めてプロの方に自分の足のサイズを事細かに計測してもらい、
『左右で結構長さ、太さが違っていますね。子供の頃に左足首の骨折をしませんでしたか?』
と言い当てられ、驚きました。小中学校の9年間野球をしており、小学生の頃にスライディングをした際に、左足首を骨折していました。
この骨折が原因で左足が太くなり、左足に合わせて靴のサイズを決めているので、右足は微妙に緩いと言う変な状態になっています。多分こう言った方はいるかと思います。
この時の事を職人さんに伝えて、今回改めて採寸となりました。
専用の台、用紙が用意されており、その上に立ちます。
最初に、足の圧を測ると言う事で、インクの上にのります。とても綺麗に足形が取れました。これで、どこの部分に力が入っているのかが分かるとの事です。
こちらが左右両方の自分の足形です。続いて、足の各部分の採寸になります。
普段良く履く靴下を履いて来ました。厚めの物が好みです。職人さんは非常に慣れており、迷いなくスピーディーに採寸を行って行きます。最後に靴下も脱ぎ裸足の写真も撮られました。
そして15分かからずに無事に採寸が完了しました。
こちらが、自分の足の各部寸法です。今回の採寸でも、やはり左の方が大きく
『足長(フットレングス) 右足244mm 左足248mm』
『内ふまず長 右足182mm 左足187mm』
と言う結果でした。今回のフルオーダーメイドでは左右共に自分の足にあった靴になるので仕上がりが本当に楽しみです。
店舗にあるサンプルシューズを試着 九分仕立て凄い
採寸が完了したので、職人さんから仕上がりイメージとして数足の靴の試着をすすめられたので履いてみました。
職人さんより『普段、25.5 25どちらを履いていますか?』と聴かれたので、『ウィズがEの物は25.5で、EEEは25。リーガルさんの靴は24.5です。』と伝えると、『ウチは大きいんですよね~。』と店長さんが笑って言ってました。
リーガルさんは、万人に合うように大き目に作っているみたいです。
で、職人さんから、採寸結果からこの靴が合うはずですと、店舗に飾ってあるこちらの九分仕立ての靴を履いてみました。サイズ25で、ウィズがEです。
初めて履いたのですが、凄いですね九部仕立て。ばっちり足に合っています。持った瞬間に、履いた瞬間に『あっ、これいい靴だ』と言うのが分かる程の完成度の高さです。
職人さんが、『内側土踏まずが少しゆるいはずです。』と言い、その部分に触れると確かに隙間がありました。靴のモデルだけで分かるんですね、凄い。
それにしても今回、初めて九部仕立ての靴を履き、その完成度履き心地の良さに驚きました。12万円位からオーダーが可能なので是非検討をしてみて下さいね。
フルオーダーメイドとほぼ作りは同じで9割は本社の工房で、最終工程であるつり込みのみを岩手の工場で行うとの事でした。まあ、凄い。オススメです。
九分仕立ての詳細は下記から確認下さい。
こちらも合うはずですと、モンクストラップの靴の試着をしました。こちらもばっちり合っており、足が革に包み込まれています。完成が楽しみになりますね。
デザインの最終詰め オーダー用紙記入
試着も終わったので、靴のデザイン、細部の詰めを机で行います。
前回にも話していた、メダリオンや装飾の部分も今回改めて詰めて行きます。メダリオンですが、実際に作れる物としてこれだけのサンプルがあります。
1つ1つ内容を確認し、どれがいいかな?と職人さんと話しを進めて行きます。職人さんは漏れが無いように、イラストと文章でオーダー用紙に事細かに記入をしていきます。
そして、1時間45分掛けて無事に用紙の全ての項目に記入が終わり、
『リーガルトーキョーでのフルオーダーメイドの革靴』
の注文が確定しました。
次回のブログでは、注文内容の詳細と実際の注文金額を見て行きたいと思います。100%自分好みで一切の妥協無しで注文を行っているので、
『ただただ、楽しい。』
これに尽きます笑 是非皆さんも靴をオーダーで作る際にはリーガルトーキョーさんを利用してみて下さいね。職人さんと店長さんが親身になって話しにのってくれるのでオススメですよ。
リーガルトーキョーさんでフルオーダーメイドの注文内容の記載を行いました。