今週も早くも週末になります。少し落ち着いてきてブログに時間をさけそうです。
少し肌寒いのですが、桜も開花をしたようでようやく冬が終わりますね。花粉が厳しいみたいなので、対策はしっかりとして今期を乗り切りましょうね。
先週の頭に伺った税務署ですが、金曜日に自宅に戻ると入金のハガキが届いており早さに驚きました。申告をしてから2週間掛からずの入金は早いですね~。行政も処理スピードが上がって来ており、嬉しい限りです笑
ようやく、写真がまとまりまして、本日は新しく購入をした時計の紹介になります。
SEIKO ランドマスター スプリングドライブ SBDB003 購入レビュー
先週の火曜日に新宿の中古ショップで購入をした、SEIKO ランドマスター スプリングドライブ SBDB003になります。
昨年にインドネシアに旅行に行った際に、成田の免税店でこの時計を見ており、ずっと頭の中から忘れられずにいました。
↑この時計です。昨年の末に中古ショップで整備済みの綺麗な状態の中古が入荷をし、ずっと気になっていたのですが、期末で若干の割引きを行っていたのでまあいいかと購入をしました。
9年近く前のモデルなので新品の入手は、不可能に近いので状態の良い中古が出て来て良かったです。
当時のブログがこちらになります。免税店でSEIKOのラインナップは凄まじかったです。
付属品
こちらが内箱になります。1世代前のPROSPEXなので、この薄い銀と、黄色のラインの箱になります。現行品は、黒の箱に変更になったのですが、自分は割かしこの頃の物も好きです。
ロゴに合わせた黄色のラインが非常に目を惹きます。
取り扱い説明書
※画像クリックでPDFの説明書が開きます
取り扱い説明書がランドマスター専用の物が用意されています。SEIKOの説明書は汎用品が多いのですが、このモデルに関しては専用の物が用意されていました。
SEIKOの独自のムーブメント、機械式とクォーツを組み合わせたスプリングドライブのハンドブック、説明書になります。今でこそ慣れましたが、スプリングドライブの滑らかな針の動きは初めて購入した時は、良く眺めていました。それほどまでに、芸術的な針の動きです。
丁度SBDB003の針の動きの動画をアップロードされている方がいましたので、直に確認されて下さい。この針の動きは、スプリングドライブ特有です。これで、誤差が少ないという驚異的な機構です。
日本人はいまいちど、SEIKOの技術力の高さに目を向けるべきですね。
SEIKO ランドマスター スプリングドライブ SBDB003
製品名 | SBDB003 |
---|---|
駆動方式 | スプリングドライブ |
キャリバーNo | 5R66 |
ケースコーティング | ダイヤシールド |
ケース材質 | ブライトチタン |
ガラス材質 | サファイアガラス(無反射コーティング) |
ルミブライト | あり(針・インデックス) |
精度 | 平均月差±15秒(日差±1秒相当) |
防水 | 20気圧防水 |
耐磁 | あり |
サイズ | 縦55.9mm×横45mm×厚さ15.5mm |
重さ | 173g |
その他特徴 | 最大巻上げ時約72時間 ねじロック式りゅうず 石数 30石 24時針(デュアルタイム表示機能) パワーリザーブ表示機能 カレンダー連動時差修正機能 秒針停止機能 カレンダー(日付)機能つき |
発売日 | 2009年3月19日 |
定価 | 577,500円 |
SBDB003になります。2009年発売で、現在は製造中止になってしまったモデルです。改めて手にとって見ると、ランドマスターと言うシリーズで販売されていますが、
『リューズの位置、ボディ上下のネジ位置などSBDB001』
に似ており、PROSPEXマリーンマスタープロフェッショナルとランドマスターの丁度中間、中途半端な立ち位置になってしまった感があります。
SBDB001、SBDB003、SBDB015の比較
改めてスプリングドライブの3機種を並べてみると違いが分かりやすいかと思います。SBDB003はランドマスターなのですが、構造的にはSBDB001に近く、SBDB015はリューズ位置、盤面の構成など全く別物の時計と言う程にガラッと変わっています。
ただ、このモデルはこのモデルで、
・方位を示すNEWSが記載されたベゼル
・GMTの赤針
は強烈な個性を発しています。自分もこれに惹かれて購入をした様なものです。
SEIKOさんの公式HPに販売当時の記事が残っていましたので、各部詳細を確認されて下さい。
赤い針に目がいきますよね。強烈な個性を発しています。この頃のSEIKOさんは、針に変な装飾をせずにシンプルだったので、出来れば針はシンプルな構造にしてもらえると嬉しいですね。
針の次に目が行くのが、NEWSの方位が記載されているベゼルです。探検家、登山家の方が大自然で着用する事を想定してのランドマスター仕様です。このベゼルは逆回転防止機能が付いておらず、左右両方に回転が可能です。
初めてこのタイプの時計を持ったのですが、簡単にクルクルと廻りちょっと驚きでした。
日を表示するインデックスが、3時の位置ではなく、4時と5時の中間の位置にあるのも特徴です。これは実際に装着をすると全く気になりませんでした。
そして、9時の位置にあるパワーリザーブですがこれに慣れているせいで、たまに付いていない時計を装着すると巻き上げの残量がどの位残っているか分からずに不安になります。視覚で確認を出来るこの機構は本当に便利です。
サイド 厚み
本体の厚みですが、15.5mmとなっておりそこそこ厚みがあります。自分はSBDB001も持っているのですが、あちらは厚みが17mmなので、案外厚みがなかったなと言う嬉しい結果でした。
この厚さなのでシャツを引っ張ればかろうじて袖口に収まるギリギリの範囲です。
バンド バックル アジャスタ部分
このベルトも実物を見るまで分からなかったのですが、SBDB001と全く同じアジャスターが搭載されているベルトでした。
案外これが装着時に数コマ分伸びたりするので都度縮めると言う手間が発生し何気に厄介です。
Dual Defense Structure 二重防御構造
本体部分のDual Defense Structure 二重防御構造と言われるこのモデルの為に開発されたボディの様です。良くある時計の裏蓋がなく、ボディが一体になっています。この形の時計は初めてでしたので驚きましたね。
このボディ構造の詳細が↑でリンクを貼ったリリース時のHPに紹介が書かれていました。
1)新構造「Dual Defense Structure」
外胴と内胴、2つの胴でムーブメントをガードする新構造「Dual Defense Structure(二重防御構造)(※1)」を新たに開発し、採用しました。ムーブメントを実際に保持する内胴と、その周囲を取り囲むように配置された外胴の二重構造により、磁界に強く(JIS規格1種耐磁仕様)、優れた防水性能(20気圧防水仕様)を発揮するだけでなく、衝撃を受けても、ムーブメントをしっかりと保護できるという特長をもっています。※1:商標登録および意匠登録を出願中
で、こんなにごっついボディなのですが、重さは173gと軽量なので持った時に『軽いな』と思いました。オールステンレスとかだったら、250gとかになっていたかもしれませんね笑
そして、裏面のランドマスターの刻印箇所にまたこの時計のみの特殊な仕様が組み込まれています。万が一の時の為に、ロゴの箇所にパーソナルデータ、名前、国籍、血液型、生年月日が掘り込み可能となっています。兵隊で言うとドッグタグの様な感じでしょうか。
こう言った仕様もランドマスターらしいですね。刻印はSEIKOに依頼をする事で可能で別途費用がかかります。説明書に詳細がありましたので、確認されて下さい。
りゅうず
リューズのサイドに大きくSの文字がありますが、SBDB001と全く同じ仕様です。この刻印があるとないとでは結構見た目が変わるので自分はある方が好きですね。
リューズはねじ込み式になっていまして、リューズの引き出し位置確認の為に赤のラインが付いています。この仕様は、SBDB003のみですね。ワンポイントが格好良いです。
ベゼル下部にネジが見えますが、これもSBDB001と同じ仕様でこのネジを外すとベゼルの着脱が可能です。ゴミが入った際などにここを外しメンテナンスをする為です。
SBDB003の感想
現在では、製造中止となったSBDB003ですがたまたま入手が出来運が良かったです。SBDB001に似ているのですが、赤い針とベゼルの方位仕様に惹かれての購入でした。
今から9年前のモデルで当時の定価が60万円近くと高額であったのでそこまで出荷本数もなく貴重なモデルではないかなと思っています。
先日ランドマスター 25周年と言う事で特設サイトが公開されましたが、このモデルは掲載がされていません。
↑見事にSBDB003が漏れています笑 本来でしたら、右から2番目の位置に入るはずです。
SEIKOさんになぜ、SBDB003の掲載がないのか問い合わせを行ったのですが、全モデルは掲載しておらず、今回の掲載は代表的なモデルのみを厳選して掲載したとの事でした。
SBDB001に近く、ランドマスターらしさがあまり無かったからかななどとも思っています笑
黒歴史扱いにされているのかもしれないモデル SBDB003ですが、大事に使って行きたいと思います笑
実際に装着をしてみました
早速装着を行い、撮影を行ってみました。径45.5mm 厚さ15.5cmと大きめですがそこまで気にならずに装着が可能でした。
本来はジャケットの下に隠れるのですが、敢えて時計が見える様に撮影を行っています。
遠めからでも赤の針がポイントとなり実に格好良い時計であります。1週間程使ってみましたが時差は、流石のスプリングドライブの精度でほぼ狂いはない状態でした。
気になるランドマスター SBDB003のオーバーホール代金は?
SEIKOさんでは、HP上から各種時計のオーバーホール代金を公開しています。2018年3月現在 ランドマスター SBDB003のオーバーホール代金ですが、サイトによると以下の様になっています。
2018年3月時点 SEIKO修理受付窓口より
23,000円+送料+税と良心的な価格です。5万円近くするのは、Grand Seikoのポリッシュ付きの場合のみですので、安心してメンテナンスに出して下さいね笑
現在このSBDB003ですが、KARITOKE(カリトケ)
プロスペックス ランドマスター スプリングドライブ SBDB003
premium plan 9,800円(税抜)/月
現在の時計のスタメン達
時計もなんやかんやと増えて来て、ローテーションを組んでいます。現在のメインの時計ですが最近は以下の5本の着用が多いです。
全部SEIKOさんになり5本の内3本がスプリングドライブになりました。どれも思い入れがあるので、今後も大切に愛用をしていきたいと思います。
以前は海外ブランドの時計も利用をし、現在もROLEX1本も持っていますが、最後はSEIKOに戻って来ました。皆さんも海外時計ばかりに目を向けるのではなく、自国日本でこれほどまでに格好良い時計を販売しているSEIKOさんの製品ラインナップを是非一度確認してみて下さい。
実際に着用をし、使用をすると精度、使い易さに驚きますので。
当ブログは今後もSEIKOさんを猛プッシュで行きたいと思います。
各時計の詳細はこちらの記事をご覧下さい。
SEIKOの最新技術が搭載された、薄型のAstron 8XシリーズSBXB119です。GPS内蔵の電波時計の為、時間がずれない遅れないと凄い時計です。
マスターショップ限定の Grand Seiko SBGA003です。
今回紹介をした時計、SBDB003に良く似ている PROSPEXの上位モデルのダイバーSBDB001です。
当ブログで何度も紹介をした、昨年販売されたSBDC051です。SBDB003(173g)の重量は、SBDC051(189g)よりも軽いです。素材がチタン、ステンレスの差が如実に表れています。
お得な時計の購入の仕方を記載しました。
SBDB003にSEIKOさんの純正シリコンバンドを装着してみました。
【追記】保有する SEIKO ランドマスター 3種類になりました
ランドマスターSBDW005の紹介はこちらから。
ランドマスター25周年記念限定モデルSBEJ003の購入レビューを記載しました。
SBEJ003購入から4ヶ月の感想を記載しました。
SEIKOのオーバーホール全て。