毎週毎週が早いですね笑 5月も後半に差し掛かり今年も、もう半年になろうかとしています。体調管理には気をつけ笑って過ごしましょうね。
さてさて、本日は渋谷区まで散歩をして来ました。東京散歩と記載をしていますが、実際は自転車で移動をしているので東京サイクリングが正しいのですが今後も散歩の記載をしますのでご了承下さい笑
山手通りをひたすら南下 渋谷区へ
風がほんの少し肌寒いのですが、渋谷区を目指し山手通りを南下して行きます。目的地は、日本最大のモスクである東京ジャーミイです。
山手通りは、歩道と自転車通行の道路が二重に併設しており、道がかなり広く自転車を快適に漕ぐ事が出来るのでとてもお気に入りです。
自宅を出てから20分もしないうちに新宿に到着をしました。山手通りからみる新宿、都庁周辺 西新宿のビル群はいつ見ても凄さに圧倒されますね。特に印象的なのは都庁の斜め後ろにある3つのビルから構成される、
『パークハイアット東京』
でしょうか。映画『ロスト・イン・トランスレーション』でも使われたビルで、ビル群の中で一際目立っています。新宿ビル群を抜けるとすぐに渋谷区に入ります。
途中 代々木八幡宮によってみました
山手通りに面して、代々木八幡宮があったので寄ってみる事にしました。
入り口の前の獅子、狛犬。神聖な場所設置される、世界中に共通するシンボルです。渦を巻いたタテガミが実に印象的です。
朝わりかし早めに到着したので人は少なかったです。綺麗に整備されていました。
本殿。この日こちらで結婚式を行っている方がおり、着物と振袖で式をあげていました。
ここにも狛犬がいました。入り口にあったものよりもディテールが凝っており、玉を右手で押さえ込んでいるタイプです。
玉には、日本の伝統模様である七宝に似た模様が彫り込まれています。そして台座には、三巴の紋が彫り込まれています。
以前のブログにも記載をしましたが、聖なる場所と言われる所には、3 と言う数字がやたらと使われています。
昭和25年に境内から縄文土器が出土したとの事で、境内の中に展示場がありました。当時は小学生が発掘に参加をしたとの事で白黒写真も一緒に展示していました。小学生で発掘に参加できるとは貴重な体験ですね。
サラッと見学をし、東京ジャーミイへ向かいます。八幡宮から自転車で15分かからずに到着しました。
代々木上原 東京ジャーミイへ
落ち着いた町、代々木上原にある日本最大のモスク『東京ジャーミイ』です。一般の方にも開放され、見学が可能になっています。イスラム建築を堪能したいと思い、今回初の訪問になります。
建物の中に入ると早速、幾何学満載のモザイク壁画や寄木の机がありました。手前にある机の模様は基本となるベースが描かれているイスラム模様ですね。
1階の大食堂も覗いてみると文字が3角形の形で記載されていました。文字と言うよりは芸術作品ですよね。
こちらは円形になっています。以前にアラビア語のカリグラフィーの動画を見た事があるのですが、先端が特殊な形状になったペンを使い文字を描いていました。
文字のバランス、組み方が芸術的すぎます。まあ素晴らしいなと。
この本は、聖クルアーンと言われる聖典で、神聖な物なので手を触れない様にとの記載がされていました。大統領から寄贈をされたそうです。
東京ジャーミイ 2階礼拝堂
そして、2階に移動をして礼拝堂に入ります。礼拝の時間は入場が出来ないのですが、それ以外の場合であれば入場可能になっています。男性、女性共に肌の露出は厳禁なので布で覆って入場をしましょう。
事前にHPでみていたのですが、礼拝堂の写真撮影は事前申し込みをして下さいとの事であったので、入り口にいた若い男性に撮影の可否を伺うと、
『大丈夫ですよ。ご自由にどうぞ。』
とあっさりしていました。
礼拝堂に入る前の入り口の天井。洋風建築は天井が恐ろしく綺麗なので、訪れた方は天井も是非眺めてみましょうね。
礼拝堂の扉です。もはや異世界への入り口と言わんばかりの作りです。凄まじい幾何学で構成されています。
Wikiで見ると本場の職人が製作に携わっているとの事で、素晴らしい出来栄えですね。
こちらが礼拝堂の内部になります。独特の香りと窓が沢山備え付けられており、光の入り具合が実に素敵でした。最大で2,000名が収容可能とのことで、日本最大と言うだけの広さはありました。
そして、この天井の装飾。海外様式の建物は、天井の作りこみが素晴らしいですよね。このモスクも装飾につぐ装飾、飾りが満載となっていました。
真ん中の円ですが、文字が記載されていると思うのですが、何と書いているのかが気になります。
段差で区切られている小さな部屋の天井の装飾も実に凝っていました。
日本で最大のモスクであると言う、東京ジャーミイ。初めて訪れましたが、荘厳さ、装飾美に圧倒されました。新宿から、小田急線で数駅ですので異国情緒を味わいたい方にはオススメさせて頂きます。
自分が訪れた際にも、ひっきりなしに見学者が訪れており観光名所にもなっている感がありました。
オススメ書籍 アルケミスト双書 イスラム芸術の幾何学
おまけですが、イスラム芸術の構成、より詳細に知りたい方にはこちらの書籍をオススメさせて頂きます。
創元社から出版されている、『アルケミスト双書 イスラム芸術の幾何学』です。小ぶりな冊子ながら実にしっかり、センス良く作られており読み応え十分です。
非常に複雑に見える幾何学模様ですが、一定のパターンや規則性に乗っ取って作られており、多くの図と解説文で詳細を学ぶ事が出来ます。
東京ジャーミイの扉に近い幾何学の解説です。解説文を読むとぼんやりと理解ができるのですが、良くこんな物を作れたなと感動すら覚えます。ちなみに本の副題として、
『イスラム芸術の幾何学 天上の図形を描く』
と記載があります。天上とは、宇宙を示すと思われるのですが、宇宙は幾何学で構成されていると言うのを知っていたと言う事になります。
『この複雑な幾何学の概念を最初に気づいた存在は一体何なのか? どの様にしてその概念が地球に伝わったのか?』
と言う疑問が湧き上がってきます。
今回紹介をした、アルケミスト双書に実はヒントの様な物の記載が多数ありまして、シリーズとして結構な数が販売されています。現在自分はこれだけ保有をしています。
(こちらの本、元々は海外のWOODEN BOOKSから出版されている物の日本語訳になります。昔の貴族の教養を学ぶ為の リベラルアーツ 自由七科 の教科書の様な作りです)
特にオススメをする物として、
・太陽、月、そして地球
・太陽系の美しいハーモニー
・黄金比
・幾何学の不思議
4冊があるので、興味のある方は本を購入し読んでみて下さい。自分はこのアルケミスト双書シリーズを読んだ時に、
『知ってはいけない物を知ったのではないか…。』
と言う恐怖さえ沸き起こって来ました。月と地球のサイズ比、各惑星が描く公転周期、世界中に散らばる遺跡、芸術作品に秘められた比率など
『人智を超えた何かが、意図的に配置、構成をしているとしか思えない。』
と確信を覚えたほどでした。不思議な物が好きな方は身震いする程に楽しめますので、本当にオススメさせて頂きます。
最後にですが、イスラム建築をCGで再現した動画がありますので掲載しておきます。
幾何学で構成された美しさを堪能して下さいね。